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にわたづみ
2014/03/28(Fri)
☆【バンテアイ・スレイ】=女の砦

昨日は川底の遺跡を書きましたが・・そこから1時間位で【バンテアイ・スレイ】に到着!

ここは中型の寺院遺跡です。別名は《東洋のモナリザ》とも呼ばれ有名な観光地です。

少し赤味がかった砂岩の上にそれは緻密で繊細な文字や彫刻が精緻なほど確実な姿で残存

していました。

他の寺院では殆ど使用れていない紅色砂岩とラテライトで作られているとの事でした!

ここはアンコール・ワットやアンコール・トムを中心とする遺跡中心部から離れている為

また最近は道路が良くなったので・・歩いて巡るには丁度いい広さのせいで訪れる観光客

がとても多かったのは吃驚しました・・(@_@;)

保存状態はかなりいいのですが1930年ごろに修復がされています。 アンコールの石造

寺院の作り方は空積みと言う方法で、基本的には石を積むだけで接着剤などは使わない

と言います。地震が先ず皆無の国ですからこう言う技法が生まれたのだという話です!

さて、この【バンテアイ・スレイ】は寺院遺跡としては最小の部類だと言われている。

実在する寺院では工芸品であり、ミニアチュール{細密画}だという人もいるほどです。

アンコール遺跡の中では独特で異彩を放つレリーフ加工の技術とその密度に加えて素材に

使用された紅色砂岩の特異な色彩にあると言われています。

第一印象は紅色砂岩の色彩のせいでしょうか?何となく{赤黒い?}印象を受けました!

造形も素晴らしくて特に塔門の屋根の飾りや渦巻き状のデザインは素晴らしいと思った。

その細部には装飾的な芸術とでも言いますか?驚異的な緻密さで描かれ文字も未だに確実

に見えるという精巧さでした・・\(◎o◎)/!

寺院の中心部には南北2つの経蔵と3つの塔堂と拝殿からなっています。経蔵、偽扉、入口

等全てに精緻なレリーフが施されていました。偽扉と言うのはガイドは{図書館}などと

説明していましたが・・多分、経典を奉納してある蔵のような場所で扉は有れど開かない

と言う偽扉が絵画的な文様で埋め尽くされてありました。

これらのレリーフは緻密さばかりではなく深く彫りこまれているのが見事でした・・(*^^)

専門用語では{パスレリーフ}=浅浮き彫りと言うのだと本には書いてありましたが・・

そんな感じではなくもっと鋭利な鋭角な感じで刻まれた印象がありましたねぇ!

所でご存じの方もおられると思いますが・・植民地時代に仏人アンドレ・マルローはこの

寺院から4体の《モナリザ像》を盗掘して逮捕されました。

有名な話なので知っておられる方も数多おられると思いますが・・後に彼はアンコールの

魅力から抜ける事ができなくなってその熱情は本の出版にまで至ったという話です。

この寺院の『デヴァター』=女神を《東洋のモナリザ》と言います。 

写真の順番を待ち観光客が殺到するような感慨が私には殆どなかったのはなぜでしょう?

むしろ経蔵に残されている女神像の方に目が点状態で本当に美しく綺麗でした・・( ^^)

*完璧にその像が残存することにその時代の精密さ、芸術性に心が揺さ振られました*

暫く1人で眺めていたら仏人の女性が声をかけてきてほんの少しですが仏語で話ができて

嬉しかったです。尤も、簡単な挨拶程度の言葉ですからあれだけの時間をかけて費やした

金額を考えるととても恥ずかしくてお話にはなりませんが・・あはははは

凄い人数の仏人団体と一緒になりました。後は相変わらず中国、欧州人観光客でした。

中は遺跡保護と言うことで入ることは禁止されていました。アンコール・ワット。トムを

見学された方にはこの寺院はその小ささと標準から逸脱した色彩感覚に驚倒されると思い

ました。変な言い方ですが・・ある意味、偏執的な美への憧憬とでもいいますか?そんな

異才を放ったお寺ではないでしょうか?ま、個人的な感想ですから。 また言葉も絵画や

色彩感覚、美的感覚は余りない人ですから上手く表現できませんが華麗な装飾、モチーフ

レリーフなどは緻密で石の彫刻とはとてもとても信じ難い文様が多々ありました。

クメール寺院は基本的には東向きに建てられて祠堂も東側に入口がありますが閉じられた

偽扉は高いデザイン性として評価されております・・(*^^)v

開口部の数は遺跡により異なり寺院によっては四方向に開口部があったり東西に開口部が

ある寺もあるそうです。

偽扉は開かない扉として精緻な装飾が施されていて、そこは何か強い圧迫感があって閉ざ

され・・それ以上は近づけないような不思議な目には見えない力を感じました・・(-.-)

おそらく仏人の盗掘騒ぎがなかったならば・・これ程有名にはならなかったかも知れない

と思えるほど遠隔にある小さなこの寺院に観光客を呼ばなかったのではないでしょうか?

そんな事を考えておりました。でも拝観出来て・・それが何よりも本当に良かったです!

少し遠いですが・・お出かけの際にはこの寺院は観て頂きたい遺跡だと思いました。

今朝になってやっと腿や腰、足首が重く鈍痛が始まりましたので・・老齢になると即には

疲れも来なくて鈍くなってくるのだと可笑しさで1人笑いをしたカンボジア・リアップの

夜明けでした。
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