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ヴェトナムから浪速へ・・・(混乱記)
2013/02/25(Mon)
漆黒だった夜の帯が最近では薄明に移動して、凍星も心なしか淡い光に変化して

来ている感じを日々覚えます。無数の冬空を彩る荒星たちも都会では数えるほど

しか見えなくなって・・満天に誇っていた寒星は何処へ・・!(^^)!

そんな事を思いながら見上げる早朝の空ですが・・ベトナムの海岸で見る真夏の

星座は見事なくらい未だ美しく燦然と輝きを放っていました・・(*^_^*)尤も

都会で見る星は汚染された空気の中に淀んでいましたが・・田舎や海岸では未だ

綺麗でした。日本もそうかも知れませんが・・( ^^)  そ、思い出しました!

ベトナムでは夜に髪の毛を洗うのは良くないと信じられて居て、大抵の人が朝や

お昼に太陽に向けて乾かしていたり髪を梳く光景を見たものです。何かの理由が

有るのでしょうが・・単純に昔からの言い伝えと聞かされていましたので、詳細

は理解できていませんでした・・うふふふふ

※ベトナムで国語の教科書に出合った・・

6時間と時差2時間の遠く離れた異国の地で日本のそれも中学、高等学校の国語の

教科書を手にするなんて・・夢にも想像しなかったことでした。息子の仕事関係

の人がそれも6冊+1 多分{先生用の教本}が付いていて新品でした。

も、この歳ですから遥かに遥かに遠い昔の事です。その鮮烈な衝撃と印象は興味

を加味して心惹かれました。まるで貪るように毎日読んだものです!

学校教育の変動期でもあったのかも知れませんが、子供達も既に成長していたし

私にはその教科書を読むことだけでも心が躍っていました・・ふふふふふふ

活字に飢えていましたから・・(・_・;)  暫くの数ヶ月は国語の教科書に心を

奪われて過ごせました。思い出す事も少しは有って、感心したり、納得したりで

驚倒することが何と多かったことでしょう・・(@_@;)

1冊の本の中には現代文、古典、漢文、評論、随筆、経済、天文などが掲載されて

いたのです。今迄自分が知らずに通過してきた分野の話が多々あり、本当に面白く

時間を忘れるほどに没頭して毎日読んでいました・・(*^。^*)

豊富なジャンルの中から秀逸された文章との遭遇が何度もあったりして、言葉が本

の中に凝縮されていましたねぇ・・(@_@。最初はサァーと読み流して行ったのです

何せ、本を横に置いていたもので次が楽しみという状況でしたから・・あはははは

何度も何度も読むうちに自然と頭の中に入ってきて・・こんな脳細胞なのに、驚き

の発見でした・・きゃはははは 不思議でした。何となく理解できるようになって

行き、それが又楽しさを加重させて言ったのだと思います。正直、凄く嬉しかった!

完全に忘却されていた言葉や様々な事が閃くように語りかけてくれたのです。

「あーそう言えばこんな意味だったとか?勘違いして覚えていたんだ」など色々な

事が眼前に展開されて・・「あーもしかして私、中学校の国語は理解できるかも?

知れない!」という自己満足が浮上しました。 現実には子供がいないのと同様な

有様ですから・・教科書なんて見たことはなかったのが正直な話です。

すっかり教育方針も進行も指針も変貌していましたから・・何も解らないと思って

物珍しさが先行していたのです。感動しましたねぇ・・\(◎o◎)/!

も、10年も前の話ですが・・子供の指導法などがすっかり変っていました。自分で

自発的に勉強を進行させていく方法が取られていました。勉強の仕方が全く異なり

先生の指導だけではなく自主的にどんどん勉強できる体制が作られていたのです。

昔の教科書に比べたら雲泥の差がありました。 先生から学ぶ事しか知らなかった

し教えて貰う事が当然でしたが・・その教科書では自己啓発をしながら自習すると

言った教育方針に見えました。最近の誰でもが知っている人のエッセイや随筆など

は昔の有名人が書いた小説と並列させて書かれてあったりしたものですから、結構

驚きましたが{これも時代の流れかな?現実の学生はこんな事を習っているのだ}

の思いを強く感じました・・(#^.^#)

明治、大正、昭和の文豪たちの小説や随筆などが当然の様に掲載されていてそれが

教科書だと思っていた時代はこの本からは完璧に除去されていた感じでしたねぇ。

全く皆無では無かったですがそれよりも現在活躍中の作家の小説や俳句、短歌など

が大きく取り上げられていて・・かなり吃驚しました・・ははははは

知らない事とはこんなもので固定観念が老化とともに完全に偏見、僻見されていた

心を大きな波動で揺れ起こした感激がありました・・(-.-) 教科書に載る作家は

距離感があって、中々入って行けない壁の様なものが立ちはだかっていたのですが

そんな思考はまんまと覆されてしまいました・・あははははは

異国での生活です。まして、その年代の子供のいない人ですから、考え方も違って

いたかも知れませんが・・森鴎外、夏目漱石などは掲載されていなかった!

しかし、多量の材料の中から日本人として知り得る最低限の教育がこの本には詰め

込まれているのだろう事は理解できました。とに角、猛烈な刺激を受け、考える為

の時間が有った事は感謝している。現在はまた、教育現場は数多の問題がある様で

とても理解が不可能な部分があって、本音では解らないのが事実ですが・・海外に

いたからこそ感じた日本だったのかも知れません。暫くは国語の教科書が離せない

日々でした。多くのことを教わり多大な影響を受けたものです。それも今はすでに

”過去形”ですが・・ひゃははははは  好奇心を満たし素敵な思い出として深く

沈澱しているのですが・・折に触れて走馬灯のように巡ってくる懐古の情です。

冷え込みは厳しく、洗濯物は瞬時に冷たくなって干している手も悴むほどの浪速の

朝を迎えました。
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